りえ、不倫もアリ!?離婚進展は語らず

 女優・宮沢りえ(39)が5日、都内でNHK BSプレミアムのドラマ「神様のボート」(10日スタート、日曜 後10・00 全3回)の完成試写会に出席し「純粋な気持ちが不倫になることもある」と道ならぬ恋に寛容な姿勢を示した。自身もこれまで多くの恋愛を経験し激動の人生を送っているだけに、不倫に燃える人妻役も、大人の女性の魅力全開の深い演技。劇中では藤木直人(40)と、NHKらしからぬ濃厚なラブシーンもこなしている。

 不倫相手の子供を産み、再びその男に会うために子供を連れて放浪の旅を続ける人妻を演じたりえ。常識的に考えれば許されるはずのない“大人の愛”だが、「スキャンダル的なものは後から付いてくる。純粋な気持ちを続けた結果が不倫になることもあると思います」と経験豊富な大人の女性として、役を前向きにとらえた。

 1993年に貴花田(当時)と婚約破棄したのを皮切りに、故中村勘三郎さんやビートたけし(66)と浮名を流したほか、激やせや自殺未遂騒動が報じられるなど、少女時代から多くの経験をして大人になった。結婚や出産も経験しているだけに、説得力は十分。「人生をかけて愛することができる対象が見つかった葉子(役)は幸せだと思う」と主人公の価値観を肯定し演じた。

 劇中では、濃厚なキスシーンやベッドシーンなどNHKらしからぬ表現にも挑戦。物語の持つ背徳的な雰囲気やキャラクターのピュアな気持ちをそのまま投影したような場面となったが「素直にラブシーンは気に入ってます」と自信を見せた。

 ドラマは作家・江國香織氏(48)の小説が原作。演出を務めた源孝志監督(51)からのオファーを快諾し、14年ぶりの連続ドラマ主演を決めたりえは「この役に出会えたのは運命だと思います」と充実の笑顔だった。

 なお昨年公表した協議離婚の進展については明言しなかった。

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