仙台で被災の岩田「未来は明るい!」
アイドルグループ・AKB48のメンバー60人が、東日本大震災から2年目の11日、6人ずつ10グループに分かれ、被災地10カ所でサプライズの復興支援ライブを行った。
AKBメンバーで唯一被災した仙台市出身の岩田華怜(14)は、宮城県多賀城市での復興ライブに参加。多賀城中学校の体育館の檀上に立ち、先輩の小嶋陽菜(24)らとともに、約1時間のパフォーマンスを披露した。
小学6年生の時、自宅マンションで被災。パジャマ姿のまま、靴もはかずに外へ飛び出した。外出中だった父親とは2時間後に自宅前で合流したが、母親と連絡が取れず、父親と車中で不安な一夜を過ごした。母親とは翌日に合流できたものの、自宅には入れなかったため、しばらくの間は父親の会社で生活していた経験を持つ。
上京しても常に気にかけてきた故郷でのライブ。岩田は公演終了後「Google+」上で感謝の思いを吐露。「目に見える復興も、心の復興も、まだまだです」としながらも「東北の方々はとても前向きに復興に取り組んでいます。未来は明るい!」と激励。AKBメンバーとして「現地の方々に負けないくらいの笑顔で、少しでも復興のお手伝いができたら」と、今後も寄り添っていくことを誓った。