3・14は「美白デー」過脂化をチェック
3月14日はホワイトデーだが、実は「美白の日」というもう一つのホワイトデーでもある。化粧品のポーラがこのほど、肌のシミについての最新研究で、濃いシミの原因の一つに「過脂化」があることを明らかにした。
過脂化とは体内に酸化した脂質・過酸化脂質がたまった状態になる現象で、体の老化を加速する要因の一つ。これが肌の中で起こると、シミの原因であるメラニンに悪影響を及ぼし、通常より色が濃いだけでなく、なかなか消えない頑固なシミとなってしまうという。
だからこそ、紫外線が強くなるこれからの季節に向け、本格的な「過脂化」対策が必要だ。ポーラとともに過脂化を研究する京都府立医科大の吉川敏一学長は「脂の酸化を抑えるには紫外線ブロックが重要。帽子、クリームなどで体の外から防御することと、タバコやアルコールなどを控え体の内側から防御することが必要」と訴える。
今年は大気汚染物質PM2・5の脅威もある。体内に入れば過脂化に悪影響を及ぼすことも考えられるため、より慎重なケアが必要。また、過脂化は肌だけではなく、動脈硬化、心筋梗塞(こうそく)など重要疾患をもたらす可能性も。
春は花見や歓送迎会など飲酒の機会も増える季節。まずは吉川学長が監修した過脂化チェックリストで、チェックしてみてほしい。