松方弘樹“しょぼいオヤジ”役で新境地
俳優・松方弘樹(70)が、映画「恐竜を掘ろう」(30日公開)に主演し、生きる気力をなくした“しょぼいオヤジ”役で新境地を開いている。
単独インタビューに応じた松方は「人間は生きざまに納得していないときに『心を掘り起こしてみよう』と思うことがある」と役や作品、映画への思いを語った。
やくざ映画や時代劇でギラギラした役柄を演じてきた松方が、日々の生活にハリがない“しょぼいオヤジ”を演じている。これまでにない枯れた演技を要求されたが「この年齢だからオファーしてくれたのかもしれない。でも、この年になって新しいことができるのはうれしいことだよ」と、チャレンジを喜んだ。
自身は仕事に遊びにとまだまだギラついているが、空虚な日々を送っている美術店主・沢木草介に共感する部分もある。「人間はみんなどこかで生きざまに納得をしていないことがあって、そういうときにこの映画のように『心を掘り起こしてみよう』って思うんでしょうね」。遊び人だった自身の過去になぞらえつつ「若いころにもっと努力すれば良かったって思いますよ。今現在の心で20代、30代を過ごしてたら、もうちょっと違っていたと思うことはありますよ」と振り返った。
若いころの後悔があるからこそ、残りの俳優人生を充実させたいという。劇中でオヤジらしさを出すために1週間で体重を4キロ増やすなど、若手に負けない役作りも行っている。撮影では出番のあるなしにかかわらず朝一番で現場に顔を出し、1日のスケジュールを把握する。「その日の動きが分かれば、芝居もいろいろ考えられるでしょう。最近の子は直前まで車の中にいたりしますが、逆に損をしてると思います。良くなるチャンスをなくしてるんだから」と、苦言も呈した。
今後の目標は「忠臣蔵」の吉良上野介を演じること。「大石主税、堀部安兵衛、大石内蔵助とやってきたので、あとは吉良をやれば完ぺき。ほかにそういう役者はいないですから」と目を輝かせた。まだまだ、枯れる気配はなさそうだった。
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