光一、森光子さん「放浪記」超えに挑戦

 KinKi Kidsの堂本光一(34)が21日、東京・帝国劇場で、主演舞台「Endless SHOCK」(3月31日千秋楽)の上演1000回を達成した。2000年の初演から12年5カ月で日本演劇史上4人目の快挙に、史上最速、最年少で到達した。ジャニー喜多川社長(81)は「帝劇さんがいいという限りやりたい。記録に挑戦して欲しい」と故・森光子さんの持つ通算2017回超えに期待した。

 00年の初演から12年5カ月。金字塔をうち立てた堂本がカーテンコールに登場すると、観客1900人はペンライトで「SHOCK 1000」の文字を浮かび上がらせ祝福。共演者から胴上げされ、5回宙に舞った光一だったが「ま~たく実感がありません」とさらりと言ってのけた。

 圧巻の1000回公演だった。歌にダンスにフライング。殺陣で斬った人数は通算4万人。02年6月から始まった代名詞ともいえる22段の階段落ちは、計886公演で合計1万9492段に到達した。段数の合計を換算すると4288メートル。これは、アルプス山脈・マッターホルンの標高4478メートルの高さに相当する。

 昨年、右足のけんを切るケガを負っても休まなかった“鉄人”は「ケガはあるけど自分の責任。メンタル的に強くなった」と振り返った。

 同一演目単独主演記録1000回達成は、通算2017回の大記録を持つ故・森光子さんらに続き、史上4人目となった。ギネス世界認定記録を3つ持つジャニー喜多川社長は堂本の記録達成を称え、「彼こそギネス」と絶賛。この日までに182万8904人動員を記録した大人気舞台とあって社長は「僕は継続したい。記録に挑戦して欲しい」と森さんの記録超えに期待した。

 会場には、初演に出演した少年隊の東山紀之(46)が1000本のバラを、相方の堂本剛(33)がタンブラーを手にサプライズで駆けつけ祝福。2人からも「続けて」とエールを送られた光一は「何年できるかわかりません。毎日ベストを更新して、これからも頑張りたい」。全力で舞台に立ち続けた先に、お世話になった大先輩の大記録が待っている。

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