ダスティン・ホフマン 試写会で号泣

 21年ぶりに来日中の米俳優ダスティン・ホフマン(75)が8日、初監督を務めた英映画「カルテット! 人生のオペラハウス」(19日公開)の都内で行われた試写会に出席し、感激の涙を流した。

 映画は現役を引退した音楽家たちが、自身が暮らすホームの存続をかけたコンサートのため奮闘するヒューマンドラマ。ホフマンは一線を退いた実際の音楽家を出演者として多数起用した。「彼らは仕事をありがたがり、朝6時から14時間も参加してくれた。僕らは素晴らしいギフトをもらったし、彼らには新しい人生が始まったんだ」と振り返ると、感極まり号泣。涙をぬぐう名優に観客は大きな拍手を送った。また、ホフマンはファンとのふれあいを「みんな『卒業』(67年)のころからの(ファンの)方でしょう。時間がたつのは早い」と喜んでいた。

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