人気アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」を実写化したＳＦアクション映画「ガッチャマン」（８月２４日公開）の映像の一部が１０日、お披露目された。佐藤東弥監督（５４）が都内で取材に応じ、公開した。

　アニメ版では５人のメンバーがそれぞれワシや白鳥など鳥をイメージしたコスチュームを装着していたが、実写版では実用性を重視。１着４００万円の“Ｇスーツ”に身を包み、激しい肉弾戦に臨んだ主演の松坂桃李（２４）は「撮影現場を自由自在に飛び回らせて頂きました。かっこいいビジュアルになってます」と自信のコメントを寄せた。

　佐藤監督は「東京での戦争のリアリティーを極限まで追求しました」とあえてアニメっぽさを排除したことを強調した。物語も大きく設定を変更。「石」と呼ばれる結晶体から不思議な力を引き出せる「適合者＝ガッチャマン」と謎の侵略者ギャラクターとの戦いをハードに描いた。

　ガッチャマンの司令官・南部博士は岸谷五朗（４８）、オリジナルキャラ・ナオミは初音映莉子（３１）が演じる。ガッチャマンの搭乗機・ゴッドフェニックスによる“科学忍法火の鳥”や、メンバーが使用する武器などは健在。オールドファンには涙ものの必殺技も堪能することができる。