ともちん新曲で初センター!初の4人制
「AKB48グループ臨時総会~白黒つけようじゃないか!~」(28日、日本武道館)
昼公演の会場にアンコールの大合唱が響く中、オレンジやグリーンのネオンカラー衣装に身を包んだメンバー32人が、センターステージへと駆け上がった。360度囲む客席に向かって、高橋みなみ(22)が「31枚目のニューシングルです。聞いて下さい。『さよならクロール』」と曲紹介。聞き慣れないイントロが流れ始めると、ファンの視線はセンターに立つ4人に注がれた。
大島優子(24)、板野友美(21)、渡辺麻友(19)、島崎遥香(19)による、グループ史上初となるクアドラプル(4人組)センター。中でも、年内での卒業を発表している板野にとっては、シングル曲で初めてのセンターとなった。新曲は、AKBお得意の夏を感じさせるポップな曲。水泳を表現する動きを取り入れたキュートな振り付けで、メンバーは軽快にリズムに乗った。
新曲初披露と同時に、センターお披露目のステージとなった板野は「生で踊ったのを見てもらって、会場も盛り上がってくれましたし、いい新曲発表になりました」と充実感たっぷり。卒業へ時計の針が進む中で巡ってきた初の“大役”に、「すごくうれしいし、もうすぐ卒業なので一番の思い出になるのかなと思います」と笑みがこぼれた。
ともにセンターに立つ大島も「ともちんとはチームKでも一緒にやってるし、隣にいてくれると安心します」と同じ景色を共有する盟友を歓迎した。
32人の選抜メンバーのうち、HKT48研究生の田島芽瑠(13)、朝長美桜(ともなが・みお=14)ら5人が初の選抜入り。フレッシュな歌声と“センターカルテット”の旋律が、夏色ソングを華やかに彩った。