金爆・樽美酒、NHKにレギュラー出演
ビジュアル系エアバンド・ゴールデンボンバー(金爆)の樽美酒研二(32)が、NHK‐Eテレの子供向け教育番組「ニャンちゅうワールド放送局」(日曜、後5・00)に、19日の放送からレギュラー出演することが1日、わかった。白塗りのまま、ピンクの猫の着ぐるみで「ニャルビッシュ」として登場する。樽美酒は、昨年11月の紅白歌合戦初出場会見などで「おちん●ん」と発言し厳重注意を受けているだけに、教育番組のレギュラー起用は異例の抜てきだ。
下ネタ連発で時の人となった昨年の紅白時から約半年‐樽美酒が、こともあろうにNHKの子供向け教育番組でレギュラーを務める。「ニャンちゅうワールド放送局」は、世界の子どもたちの暮らしや文化の違いなどを紹介する番組だ。
昨年6月、プロデューサーが金爆のライブを見た際、樽美酒の赤と黒の線が入った白塗りの顔が番組のモチーフであるネコに似ている、と出演をオファー。11月に2回、単発で出演したがまだブレーク前で知名度は低く、NHKには「あの白いお化けのせいで子どもが泣き叫んでいる。出演させないで」との苦情が寄せられる始末だった。
一方ではネズミにチーズを分け与えるシーンを見た子どもから「ニャルビッシュは優しい。また出演してほしい」との声も寄せられた。下ネタばかりが注目された昨年の紅白でも、しっかりパフォーマンスを披露。観客も同じお面をかぶる演出で認知度もアップしたことなどから、レギュラー出演が決定した。今後は「ニャルビッシュ」グッズも発売される予定だ。
先日行われた収録では、演技経験がなく徹夜で台本を覚えるという苦労を乗り越えて熱演した樽美酒。「子ども向けの教育番組だからとナメてはイケません。すてきなものができあがったと思いますが、キャラクター性には問題がございます。簡単に言いますと“怖い”です。テレビの前の子どもたちが泣くのは間違いないので、もし泣きわめいた際には、優しく抱きしめてあげてください」と、子どもを気遣った。