ハワイのジェニファー、歌謡曲デビュー
「レ・ミゼラブル」「RENT」など多くの名作ミュージカルに出演しているハワイ出身の女優・ジェニファー(26)が、歌謡曲の歌手として7月24日にシングル「25時のエアポート」でデビューすることが6日、分かった。
米国のグラミー賞歌手・SHAGGY(44)仕込みの歌声で、日本の歌謡曲に挑戦する。低迷する日本の歌謡界に、大きな“黒船”到来だ。
新進気鋭のミュージカル女優が歌謡曲を選んだのは、歌手・欧陽菲菲(63)の大ヒット曲「雨の御堂筋」をたまたま耳にして、大きな衝撃を受けたからだった。
ジェニファーはホノルル生まれで、現在は1児の母。幼少期から現地のテレビなどに出演し、02年にハワイと日本でアルバムをリリースしたが、その後米ニューヨークに移住。SHAGGYのツアーでバックコーラスを務めながら本格的に発声を学び、ノドを磨いた。
映画「フラガール」(06年)の劇中歌を担当し、「レ・ミゼラブル」「RENT」「ダンス・オブ・ヴァンパイア」などのミュージカルに出演するうち、その歌声が関係者の目にとまった。
「雨の御堂筋」を聴いたのは、デビューの話が進んでいた時だった。「こんな曲を歌いたい」と、歌謡曲路線を熱望。1年以上もの間日本語レッスンを続け、今回のデビューにこぎ着けた。
デビュー曲「25時のエアポート」は、昭和のにおいを感じさせる、ラテンのテイストが入った楽曲。ミュージックビデオはジェニファーが主人公で、映画「フラッシュダンス」風の仕上がりだ。
ジェニファーは今「歌謡曲って新しい、かっこいい、ということを、皆さまとシェアしていきたいです!今、ワクワクが止まりません!」と、デビューの日を心待ちにしている。