公演寝坊の田島優成、芸能界引退へ

 4月に東京・新国立劇場の舞台「効率学のススメ」の開始時間を間違え寝坊、公演を中止させた俳優・田島優成(25)が8日、公式ブログで、芸能活動を自粛することと、今月末で所属事務所との契約を終了することを報告した。10月にも同劇場での出演が決まっていたが、降板するといい、事実上、芸能界を引退することになりそうだ。関係者によれば、「効率学‐」千秋楽の28日以降に事務所関係者と話し合い、田島から契約終了を申し入れたという。

 たった1度の失態が、取り返しのつかない事態となってしまった。

 田島はブログで「私が引き起こした事態に対する責任を自分としてどう処すべきか真剣に考え、事務所とも話し合いを重ねた結果、しかるべき期間、芸能活動を自粛すること、また事務所との契約を5月末をもって終了することになりました」と報告。「自分としてきちんとケジメをつけ、演劇との関わり方や自分の生き方をしっかり見つめ直す必要があると考えました」と心情を吐露した。

 関係者によれば、田島は千秋楽終了後に所属事務所・トップコート幹部らと話し合いを持ち、“ケジメとして退社したい”旨を申し出たそう。話し合いの結果、「双方が納得する形で契約終了することになった」(同関係者)という。別の知人は「もともと(田島は)舞台製作など“裏方”志向だった」と話しており、このまま俳優業を引退する可能性が高そうだ。

 4月23日に開いた謝罪会見では、チケット払い戻し費用と来場した観客の交通費などを主催者側が負担すると発表された。そのほとんどを所属事務所が負担する方向といい、田島本人がその一部を支払うことも検討されている。トップコートでは「現在、総額などを調べているところ」としたが、総額は100万を超える見込みだ。

 田島は4月21日、午後1時開演だった舞台を同7時と勘違いし、開演時間に自宅で熟睡。劇場スタッフが自宅に訪問したが起きず、公演は中止となった。

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