俳優の青木崇高（３３）がナレーションに初挑戦することが１１日、分かった。

　英国ＢＢＣが製作したドキュメンタリーＤＶＤ「グレート・バリア・リーフ」（２９日発売）、「グレート・リフト」（６月１２日発売）、「マダカスカル」（同２６日発売）の３作品で、日本語版ナレーターを務める。

　青木は０２年「マッスルヒート」で映画デビュー。以降、男っぽくワイルドな演技で「バトル・ロワイヤル２鎮魂歌」（０３年）、「るろうに剣心」（１２年）など数多くの作品に出演してきた。ＮＨＫ大河ドラマ「龍馬伝」（１０年）、「平清盛」（１２年）では、独特の存在感を放ち、幅広い年代の視聴者から支持された。

　これまでナレーションは未経験だったが、「平清盛」を見たＢＢＣ関係者が青木の「低音で聞き取りやすい」声質に注目。日本語版製作にあたり、ナレーターとして白羽の矢を立てた。

　青木は「納得できるクオリティーにするために、ガムシャラに頑張りました」と録音を振り返り、「いろいろな方に見ていただきたい。人間は１人ではないと感じられると思います」と話していた。