田中れいな爆笑卒業式!道重と毒舌合戦

 アイドルグループ・モーニング娘。が21日、東京・日本武道館でツアー最終公演を迎え、田中れいな(23)がグループを卒業した。

 メンバーが別れを惜しんで涙に暮れる中、田中は最後までスマイル全開。2003年1月に加入した6期の同期で、リーダーの道重さゆみ(23)と“毒舌合戦”を展開する一幕もあり、さみしさより明るさがあふれる卒業式となった。

 終盤、田中のイメージカラーであるスカイブルーのサイリウムが揺れる中、「アンコール」の代わりに「れいな」の大合唱が響き渡った。ファン1万人の思いを受け止めてひとりステージに立った“主役”は、10年分の思いをつづった手紙を読み上げた。

 「れーなは夢と希望と、心配も与えるアイドルだなって自分で思います。これから先も、何かしでかすでしょう」。感動とはほど遠い?内容に、会場は笑いに包まれた。

 メンバー一人一人が花束を渡して別れのあいさつをする際にも、れいな流を貫いた。さみしさから涙をこぼす後輩へ「私服がダサイ!!」「メールの文字の間違いを直して」とダメ出し。最後にあいさつが回ってきた道重にも、“口撃”をゆるめなかった。

 道重が「れーなが抜けるの痛いなぁ。愚痴り合った相手がいなくなると、どうすればいいの?」と語りかけると、田中は「さゆ(道重)とプライベートや人生を話せるようになったのは奇跡。一番初め、さゆのこと、あんまり好きじゃなかった」と衝撃告白。ずっこけた道重だったが「さゆみも、れーなのこと普通だった。いても、いなくても」と切り返した。

 田中は置き土産としてサブリーダー制度の1年半ぶり復活を提案し、譜久村聖(16)と飯窪春菜(18)を道重のサポート役に指名した。涙に暮れる仲間とは対照的に最後まで笑顔を崩さず、「お疲れーな!!バイバ~イ」と、おちゃめな言葉でモー娘。での青春にピリオドを打った。

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