AKB総選挙、本紙の1位予想は優子

 AKB48の32枚目シングル(8月発売、タイトル未定)の選抜メンバーをファン投票で決める「第5回選抜総選挙」(8日、横浜・日産スタジアム)の投票が7日午後3時に締め切られた。先月22日に発表された速報順位では連覇を狙う大島優子(24)が3位にとどまり、指原莉乃(20)が首位発進。波乱の幕開けから16日、指原が逃げ切るのか、大島が逆転するのか、はたまた昨年2位の渡辺麻友(19)が悲願のトップ当選を果たすのか。デイリースポーツ取材陣が直前予想した。

 これまでは速報順位で多少の波乱があっても、最終的に上位陣はほぼ固定されてきた。だが、今年の選挙の大きなテーマの1つが“世代交代”となっていることが、初期メンバーを含め、ベテランと言われるメンバーにとって苦しい選挙戦となった。

 それでも1位には大島優子が輝く。3位からの逆転で史上初の連覇を達成する。アピールコメントの再生回数はダントツの1位。一般層への浸透度も高いうえ、握手会での人気でも依然として他を圧倒。1位の指原莉乃との差は約1万5000票あるが、速報3位となったことが、ファンの投票意欲をかき立てる効果に働いている可能性が高く、一気に票を伸ばす結果になりそうだ。

 対抗には昨年に引き続き渡辺麻友を推す。どちらかと言えば控えめなイメージだったが、昨年の総選挙のステージで「これからは前を向いて頑張っていきたい」と宣言して以降、有言実行で前へ出る姿勢が目立つようになった。シングル曲でのセンター経験も積み、ファンに“次世代の旗手”としてのイメージを植え付けた。

 速報1位となった指原は、速報の“貯金”を生かし3位にとどまる。露出度はAKBグループで1、2を争うほどで、MC力も抜群。劇場支配人を兼任するなど、話題性も十分で、今年も躍進の象徴として最後まで盛り上げる。

 一方、これまで上位に名を連ねてきたメンバーには大きく逆風が吹いた。速報で大きく出遅れた小嶋陽菜(速報20位)、高橋みなみ(同18位)らは選抜にギリギリ入るのが精いっぱいという厳しい結果になりそうだ。

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