橋下市長が自治体批判「口で言うだけ」

 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は23日、沖縄県糸満市で沖縄全戦没者追悼式に出席し、浦添市で開かれた講演会に参加。日本維新が基地負担軽減に取り組んでいると主張する一方、全国の自治体は消極姿勢だとの批判を展開した。

 講演会は橋下氏が代表を務める政治団体「大阪維新の会」と連携する沖縄の政治団体「そうぞう」が平和問題をテーマに主催。支援者ら約200人が集まった。

 橋下氏は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)に所属する新型輸送機MV22オスプレイ訓練の一部を大阪府八尾市の八尾空港で受け入れる構想をあらためて紹介。「みんな『沖縄の負担を軽減しないといけない』と口で言うだけだ。全国の自治体は(負担軽減策を)検討すらしない」と指摘した。

 沖縄では在日米軍に風俗業活用を求めた発言に対し、県議会が抗議決議を可決するなど批判が根強い。沖縄戦終結の「慰霊の日」に現地入りしてアピールすることで、参院選に向け支持回復を狙った形だ。

 ただ糸満市で開かれた追悼式に橋下氏は招待されておらず「自主参加」。約1時間、閣僚の随行者らと並んで着席し、献花やあいさつなどの機会はなかった。

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