歌手の倖田來未（３０）が３０日、産休からの活動再開後初めてとなる全国ツアーの最終公演を、横浜アリーナで行い、妊娠が発覚した際に、芸能界引退を考えたことを初めて明かした。

　アンコールで「結婚して子供ができたときに、引退することも考えて、人生の選択をする家族会議をだんなと開いた」と告白。「『倖田來未にしかできないから、歌い続けてほしい』と言ってくれた」と夫でロックバンドＢＡＣＫ‐ＯＮのＫＥＮＪＩ０３（２８）に引き留められたことを、涙まじりに明かした。

　この日のライブには、夫と昨年７月に誕生した長男も来場。最愛の家族に見守られた倖田は、オープニングこそド派手な花魁（おいらん）道中を披露したが、その後は露出は控えめの“ママ仕様”のステージを展開。７月３１日発売の新曲「ＬＡＬＡＬＡＬＡＬＡ」を初披露するなど、３時間半で３２曲を熱唱した。

　さらに「（主婦業との）両立は難しいけど、きっと歌い続けたらメッセージが伝わるから、愛を歌い続けたい」と新たな決意を誓い、ファン１万人から声援を受けた。