大阪・難波を拠点にするＮＭＢ４８が３日、東京・渋谷のＮＨＫホールで、グループ初の東日本ツアーの最終日公演を迎えた。

　今年最大の目標に、ＮＨＫ紅白歌合戦への単独初出場を掲げているナニワっ娘アイドル軍団は、紅白の本番と同じ会場で「１２月３１日まであと１８１日！！」とメンバー全員で叫ぶなど、念願の夢舞台を見すえての最高の“予行演習”となった。

　紅白単独初出場とったんで！‐。出演メンバー６５人とファン３２００人が思いを共有した。６月１１日にスタートした、グループ初の東日本ツアーのゴールはＮＨＫホール。山本彩（１９）は「紅白歌合戦へ向けてスタートした東日本ツアーの千秋楽、ここＮＨＫホールにやってきました！！」と笑顔をはじけさせた。

　紅白歌合戦が行われるあこがれの場所での初の単独コンサート。小谷里歩（１８）は「ＮＨＫホールは『ＭＵＳＩＣ　ＪＡＰＡＮ』（の番組収録）で来てますけど、そのときよりでっかく見えて、情緒不安定。緊張してます」と感慨深そうに会場を見渡した。

　夢の実現を後押しする“強力助っ人”も駆けつけた。兼任が解かれ、５月２０日をもってＮＭＢを離れたＡＫＢ４８の横山由依（２０）がサプライズで登場。山本、山田菜々（２１）とのユニット曲などに参加し、「まーちゅん（小笠原茉由）、さや姉（山本）は『もう他人や』って口きいてくれないんです」とジョークも。

　２月発売のファーストアルバム「てっぺんとったんで！」が、オリコン上半期アルバムランキングで１位となるなど、着実に力をつけているＮＭＢ。悲願成就の願いを込め、同アルバム収録曲「１２月３１日」を歌うなど、２４曲を披露し、「今年の年末、絶対にこのステージに戻ってきたいと思ってるから待っていて下さい！！」（山本）とファンに約束していた。