水谷豊、妻・伊藤蘭と古希で再共演も
俳優・水谷豊(60)が10日、都内で行われた主演映画「少年H」(8月10日公開)の完成披露会見と試写会に出席し、共演した妻で女優の伊藤蘭(58)との70歳での再共演を熱望した。同作で結婚後初共演した2人だが、水谷が「還暦のお祝いに」と伊藤にオファーして実現。水谷は「今度は古希(70歳)のお祝いになるかと思います」と、再び節目で現場を共にすることを宣言した。
水谷は今月14日に61歳の誕生日を迎える。会見で司会者から「水谷さんが『還暦のお祝いに敏子(妻)役をやってくれないか』と依頼されたんですよね」と暴露されると、ここぞとばかりに水谷は「今度は古希のお祝いになるかと思います」と、笑顔で9年後の夫婦再共演を宣言した。
2人の共演は結婚のきっかけとなったドラマ「事件記者チャボ」(1983~84年)以来で結婚してからは初めてだった。伊藤も「明るさを失わないたくましい母親像に出会えました。誘ってくださった水谷さんに感謝しています」と共演を喜んでいただけに、再共演へのハードルも高くはなさそうだ。
完成披露試写会でも2人は息のあったところを見せた。舞台あいさつでは、水谷にサプライズでバースデーケーキが贈られた。ケーキのデコレーションは子役の吉岡竜輝(12)と花田優里音(9)、そして伊藤が担当。伊藤が「ハート(マーク)を添えさせていただきました」と話すと、水谷はちゃんと伊藤が作った部分を食べ、「ありがとうございます」とラブラブムードを演出。吉岡が「伊藤蘭さんの愛がこもってます」と冷やかすと会場は爆笑となった。
映画は、先月ロシアで開催された「第35回モスクワ国際映画祭」で特別作品賞を受賞。一般のファンに受賞を報告した水谷は「国境を越えて作品の持つ思いが伝わったことがうれしかったですね」と、改めて喜びをかみしめていた。