女優・剛力彩芽（２０）が１０日に発売した歌手デビューシングル「友達より大事な人」が発売初週で２万枚を売り上げ、２２日付のオリコン週間ランキングで７位に入った。発売翌日から１４日まで連日全国各地５カ所を回り、記念イベントを行ってきた剛力が、本紙の単独インタビューに応じた。多くのファンと交流したキャンペーンを振り返るとともに、一部で起こった自身への“バッシング”に対する素直な思いも語った。

　‐全国キャンペーンを終えての感想は

　「楽しくて、幸せでした！お芝居だけやっていたら、この経験はできなかったと思うし、反応がすぐに返ってくることがうれしかったです」

　１０日にシングルリリース。翌１１日からスタートした発売記念イベントのツアーでは、４日間で札幌、名古屋、大阪、西宮、川崎を回った。集まった観客は合計で約１万９０００人に上った。

　‐各地での反応は

　「その日によって雰囲気が違って、ライブは皆さんが作るものだとすごく感じました。札幌では小学生の男の子に『あなたの笑顔は世界を救います』と声をかけられて。びっくりしたけれど、『笑顔の連鎖』は私が一番目指していることなので、幸せを感じました」

　‐生のファンの応援を聞くと、悩みも吹き飛ぶのでは

　「本当にそうなんです、たいしたことないな、って。私は基本悩む主義ではないのですが、こんなに支えてくれる人がいてありがたい、って思うと、くよくよしている暇はないな、って」

　剛力は演技のフィールド以外でも、「皆で楽しむ」場を作り出すために歌手活動をスタートさせた。特技のダンスを交えたパフォーマンスはＣＤ発売前から大きな話題になった。しかし、活躍の場を広げる一方で、ネット上では「バッシング」ともとれる心ない言葉の攻撃もあった。

　‐さまざまな反応がありますが、どのように受け止めていますか

　「全部がパワーです。私のことを『好き』って言ってくれる人が１人でもいるなら、その人のために頑張れるので、どんなことがあっても、全然大丈夫です。皆がいてくれるからこそ、私はここにいられると思っています」

　‐歌手としての一歩を踏み出し、これからの目標は

　「アーティスト活動は、皆さんのところに会いにいける。近い存在でいられますし、全国ツアーをしたいです。今は届けたい思いの半分も伝えられていないと思うので、歌もダンスも、もっとスキルアップして『皆で楽しむ』ことを大切にしていきたいです！」