宝塚に香港、ベトナムから興行打診
宝塚歌劇団に香港とベトナムから海外興行の打診が来ていることが18日分かった。4月に台湾で初めて「黒字」の海外公演を実現したことで、プロモーターらの関心が高まった。香港は現地のメディア関係企業、ベトナムは政府関係者が興行を持ちかけているという。
宝塚は4月6日から9日間の台湾公演をアジア展開の試金石と位置付け、初めて会場確保から宣伝、チケット販売まで自ら手掛ける「自主興行」とした。それまでの海外公演は、現地政府の招待などだった。
採算に乗せるには、公演日程を長くし、チケットを売りさばかなければならないが、宝塚歌劇団の村川研策企画室長は「文化交流のためにもチャンスを探りたい」と意気込む。早ければ15年にも実現を目指す。