渡辺謙「許されざる者」もベネチア出品
俳優・渡辺謙(53)の主演映画「許されざる者」(9月13日公開)が、8月28日からイタリアで開催される第70回ベネチア国際映画祭で特別招待作品として上映されることも明らかになった。
米国発の時代劇「ラストサムライ」(03年)で米アカデミー助演男優賞にノミネートされた渡辺が、日本発の時代劇でベネチアに挑む。「許されざる者」はクリント・イーストウッド監督(83)の同名西部劇を明治維新の時代に置き換えてリメークした作品。渡辺にとっては主演作「硫黄島からの手紙」(06年)のベルリン国際映画祭出品に続く、世界三大映画祭への挑戦となる。
9月6日の公式上映には渡辺も出席予定で「よく知られている話が、日本の風土の中にどう染み込んでいるのか、それが外国の方々にどう受け止められるのか、とても楽しみです」とコメント。特別招待作品には荒牧伸志監督(52)のCGアニメ映画「キャプテンハーロック」(9月7日公開)も選出された。
斬新な作品を集めたオリゾンティ部門に「地獄でなぜ悪い」が出品される園監督は「3度目になりますが、やはり嬉しいです」と話している。