美輪明宏が語る「人生の法則」にりえ涙
歌手・美輪明宏(78)の魅力を伝えるNHK総合の特番「真夏の夜の美輪明宏スペシャル(仮)」(8月21日、後10・00)が放送されることが29日、分かった。1957年に発売された美輪の大ヒット曲「メケ・メケ」を半世紀ぶりにテレビで歌うほか、自身の半生を描いた舞台「MIWA」(今秋上演)で美輪を演じる女優・宮沢りえ(40)との対談や密着映像を放送し、美輪の素顔に迫っている。
昨年の紅白歌合戦で代表曲「ヨイトマケの唄」で日本中を感動させた美輪が、この夏、歌やトークで再び魅了する。
見どころのひとつとなっているのが、美輪の半生を描いた舞台「MIWA」で美輪役を演じる宮沢との対談だ。宮沢が美輪のコンサートに訪れるなど以前から交流はあったものの、テレビでの共演や対談も今回が初めて。
「宮沢りえに伝える、美輪流『人生開運の法則』」と題し、美輪の自宅で収録を行った。美輪は宮沢に対し、演技論や役者論、さらに「人にはそれぞれ使命がある。私は多くの人を励ましたり、勇気や安らぎを与えることが使命」などと人生論を披露。小学生のときに海軍航空隊を慰問し芝居をしたことが芸能活動の原点になったと明かした。さらに、特攻隊員と触れ合ったエピソードを披露すると、宮沢は感極まって涙を見せたという。
歌でも、57年に発売したシャンソンを日本語でカバーした「メケ・メケ」を半世紀ぶりにテレビで披露する。自身の出世作で、最近ではステージでもほとんど披露しないレアな楽曲で、昨年の紅白での「ヨイトマケの唄」に負けない反響を呼びそうだ。
半年密着映像 自身のライフワークともいえる舞台「黒蜥蜴」の製作の舞台裏に約半年間にわたって密着した映像も公開するほか、長年の親交がある女優・黒柳徹子(79)と波瀾万丈の人生を振り返るなど、さまざま角度から美輪明宏の素顔に迫った番組になっている。