櫻井“6万超え”舞台あいさつで新記録
嵐の櫻井翔(31)が3日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで、主演した「映画 謎解きはディナーのあとで」の公開初日舞台あいさつを行い、“ニノ超え”で華々しくスタートを切った。舞台あいさつは、全国40都道府県75劇場で同時生中継。2回のあいさつで総観客数は6万1600人となり、同時に公開初日舞台あいさつを見た観客数で邦画史上最多記録を達成した。過去最高は今年3月公開の嵐・二宮和也(30)主演映画「プラチナデータ」の全国72劇場6万人だった。
シンガポール行きの豪華客船を舞台にしたミステリー作品が、最高の“船出”をした。
毒舌執事・影山を演じた櫻井は「この日を迎えられ、胸がいっぱいでございます」と影山の口調であいさつすると、「たくさんの伏線が絡み合っている作品。一度しかご覧にならないとはお客さまの目は節穴でございますか?」と“生毒舌”で会場を盛り上げた。
舞台あいさつの模様は、北は北海道から南は沖縄まで全国40都道府県75館で同時生中継された。上映前後2回のあいさつで合計6万1600人が同時に初日舞台あいさつを観賞する日本記録を樹立。劇場数の違いこそあるが、同じく嵐の二宮が主演映画で記録した数字を上回り、初日に花を添えた。
「謎解き‐」は2010年発売の小説をフジテレビ系で連続ドラマ化。今年になって俳優・椎名桔平(49)演じる風祭警部を主役にしたスピンオフドラマも作られるなど人気になった。配給の東宝によると、興行収入30億円が見込めるという。
幸先のいいスタートに、早くもスピンオフや続編への期待も高まった。櫻井は「作品に広がりが出ているので、また新たな形で何度でも楽しんでもらおう。いや、何度でもやってやろうと思っていますよ」と宣言すれば、令嬢刑事を演じた北川も「やりた~い」と熱望した。順風満帆な“航海”を続ける「謎解き‐」シリーズだけにキャストの願いがかなう可能性は十分にありそうだ。
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