宇多田ヒカル 母と悲しみの対面へ…

 22日に東京・西新宿のマンションから転落死した歌手・藤圭子さん(享年62)の遺体が23日、安置されていた東京・新宿署から都内の斎場に移送された。遺体には前夫で音楽プロデューサーの宇多田照實氏(65)が付き添った。宇多田氏は斎場係員を通じ「故人の遺志で葬儀を行わない」と発表。家族以外の対面も謝絶するとした。新宿署ではこの日までに遺体の検案が終了。事件・事故性がないことから、自殺と断定した。

 藤さんの遺体は黒のワンボックスカーに乗せられ、午後0時15分に同署を出発、同1時6分に都内の斎場に到着した。車の後部座席に座り、遺体に付き添った宇多田氏は白いシャツにグレーのデニムパンツといった普段着姿。表情をこわばらせたまま、斎場の中へ入っていった。2人の長女で歌手・宇多田ヒカル(30)の姿はなかった。

 新宿署はこの日、死体の検案の結果事件・事故性がないことから、藤さんの転落死を自殺と断定した。6年間同居していた30代知人男性にも気づかれぬまま、自らの命を絶った藤さん。遺書などの存在は不明だが、宇多田氏からは、斎場係員を通じ「故人の遺志により、葬儀は行わない」と発表された。

 係員によると、斎場内には祭壇は設けられていないといい、親族以外の対面も謝絶された。24日以降に荼毘(だび)に付される予定だが「詳細は未定」といい、娘・ヒカルの到着を待つものとみられる。

 ヒカルは現在、海外滞在中と思われ、この日夜までに斎場に姿を現していない。今月20日まで投稿があったツイッターも新たな投稿はされておらず、コメントも発表していない。

 同じ歌手の道を歩み、深い絆で結ばれていた母娘。自分のラジオ番組でよく母のことを話題にし母の曲をかけるなど、藤さんを尊敬し、愛していたヒカルは、変わり果てた姿の母と悲しみの対面を果たすことになる‐。

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