人気アイドルグループ「AKB48」の中国・上海版「SNH48」が公演する上海市の専用劇場が30日、開業した。開業式典では国歌を流しながら国旗を掲揚した後、メンバーらが「私たちの親愛なる祖国」という歌詞で知られる愛国歌を合唱。「日本色」を前面に出さない雰囲気となった。
SNHには6月にAKBとの兼任を解かれた宮澤佐江(23)とAKB兼任の鈴木まりや(22)の2人が日本から加わっているが、まだ公演に出演できない。運営会社側の関係者は「中国での練習が足りない」と説明したが、日中関係に配慮している可能性がある。宮澤は「一日も早く一緒に歌って踊りたい」と話した。