高畑勲監督、宮崎駿監督にエール

 スタジオジブリの新作アニメ映画「かぐや姫の物語」の中間報告会見が17日、都内で発表された。

 この日は欠席だった高畑勲監督は西村義明プロデューサーを通じて、同僚の宮崎駿監督にエールを送った。

 西村プロデューサーは「宮さんは区切るのが好きだから。でもまた(アニメを)作りたくなるんだから」と高畑監督の“公式コメント”を発表。宮崎監督と50年間アニメの現場で苦楽をともにしてきた同志だけに、数年後の行動パターンを読んでいるかのようだった。

 宮崎監督も「かぐや姫‐」に刺激を受けているという。原作は短い物語ながら、行間を読むように少女の心境を描く手法を、2人がタッグを組んで製作した名作「アルプスの少女ハイジ」(74年)になぞらえ、「高畑勲、健在」と喜んでいる。

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