B'z“夏の宴”に15万人が大熱狂!
人気ロックユニットのB’zが22日、デビュー25周年記念ツアー「LIVE‐GYM Pleasure 2013‐ENDLESS SUMMER‐」の最終公演を横浜・日産スタジアムで行った。1公演で7万5000人を動員し、同会場での最多記録を更新。前日と合わせた2日間で15万人を動員した。2人は「太陽のKomachi Angel」「ultra soul」など大ヒット曲の連発で会場を沸かせ、節目を自ら祝った。
日産スタジアムに過去最大の声援がこだまする中、ボーカルの稲葉浩志(49)とギターの松本孝弘(52)が躍動した。
幕開けから25周年を象徴するド派手ぶりだった。長さ16メートルの棒がステージに出現。「25」を意味する「XXV」に変形し、炎に包まれた。稲葉が「僕たちは全てをさらけ出すつもりで演奏しますから、皆さんも何もかんも捨てて、思い切り一緒に盛り上がりましょう」とあおると、そこからヒット曲ばかりの22曲で、興奮の頂点に導いた。
稲葉が横浜国大卒ということからも、日産スタジアムは特別なステージ。1999年、ライブ会場としてのこけら落としがB’zだった。最多となる4度目の単独公演で、先月行われた東方神起の7万2000人を抜き、1公演の最多動員を記録。2日間で15万人を熱狂させた。
88年にデビュー以来、総売り上げ枚数がダントツ1位の8000万枚を超えるなど、数々の国内記録を保持してきたB’z。12年など4回の米国ツアーを敢行、松本が11年にアルバム「TAKE YOUR PICK」で米グラミー賞を獲得するなど、日本ロック界の顔として世界に対峙(たいじ)してきた。
稲葉は公演終盤、満席の会場を眺め「皆さんが来てくれることが最高のモチベーション。五輪の聖火じゃないけど、皆さんが火をともし続けてくれれば会えますから。僕らはあがけるだけあがき続けてやろうと思います」と語りかけた。今後は継続的に行っている製作活動に主軸を置く予定の2人。東京に五輪がやってくる2020年まで、まだまだあがき続ける。