参院議員で俳優の山本太郎（３８）が３０日、都内で出演映画「朝日のあたる家」（公開中）の舞台あいさつを行い、私生活の秘密について、秘密保全法反対の主張を織り交ぜながら語った。

　山本は、選挙後の８月に、妻（２０）と昨年５月に結婚生活３カ月で極秘離婚していたことが発覚。９月には、別の女性との間に投開票日の７月２１日に男児が誕生していたことも、明らかになった。これらの事実を公表しなかったことについて、山本はブログで、前妻や長男の身の安全を守るためと説明していた。

　長男誕生発覚後、初めて行ったこの日の会見では、この秋の臨時国会に提出される予定の秘密保全法について反対を主張。報道陣から「自身の私生活の秘密保全は？」と聞かれ「情報は公開すべき時代ですね。もう（秘密は）ないです」とキッパリ。「（隠していた）後ろめたさは？」との問いに「守らなきゃいけない前提はあったが、つらさはあった」と振り返り、「山本太郎の私生活を秘密にしても、（多くの人が）不利益を被ることはない」と語った。

　側頭部の円形脱毛症はこの日も健在。「（脱毛症は）元気。国会に抵抗勢力がいる中で、ぐんぐん毛が生えるなんてありえない」と話した。