あまちゃん視聴率“合算”は30%超!

 9月28日に最終回を迎えたNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の平均視聴率が23・5%だったことが30日、分かった。午前8時スタートのNHK総合より30分早い午前7時30分から放送される、朝ドラファンにはおなじみのBSプレミアム(BSP)は同作最高の7・9%を記録。大ブームを起こした「あまちゃん」は、最後の朝に“合算31・4%”のじぇじぇじぇ!な高数字をたたき出し、記憶にも記録にも残るフィニッシュを決めた。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)

 日本の朝に元気を送り続けた「あまちゃん」が、じぇじぇじぇ!な記録で有終の美を飾った。

 最終話の視聴率は23・5%と、国民的ドラマにしては意外な数字だが、時代とともに朝ドラの楽しみ方が多様化していることを物語る記録も誕生した。

 大ブームに伴い世間では新たな造語が生まれた。午前8時の本放送を見るのが「朝あま」、午後0時45分の再放送は「昼あま」、録画は「録あま」。「早あま」と呼ばれたBSPでの午前7時30分からの放送は、最終回で同作最高の7・9%をマークした。NHKによると、BSPとしては異例の高数字。最終回の朝は「早あま」+「朝あま」=“31・4%”が、くぎ付けになった計算だ。

 本放送が9月16日にマークした最高視聴率27・0%が、過去10年の朝ドラで1位の数字となった一方、期間平均(全話平均)は20・6%で確定。夏場から猛烈に追い上げたが、過去10年間(2003年以降)で1位の「梅ちゃん先生」(12年)にはわずか0・1%及ばず。ただし、期間平均もBSPでは、11年の朝ドラ放送開始以来最高の5・5%を記録した。

 ヒロイン・天野アキを演じて大ブレークした女優・能年玲奈(20)はこの日「天野アキという女の子を演じさせていただいた事、本当に幸せに思っています。まっすぐ突っ込んでいくのって気持ちいい!大好きなものに飛び込んでいくのって気持ちいい!」と、コメントを発表。

 ブームに乗り遅れたり“あまロス”に悩んだりする視聴者のために、10月14日に総集編・前編(前8・20)、後編(前10・05)が放送される。

9月28日に放送されたNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」最終回から

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