拓郎&和正“テレビ嫌い”が初対談番組
長年ポップス界のスターとして活躍しているシンガー・ソングライターの吉田拓郎(67)と元オフコースのリーダー・小田和正(66)が、NHK‐BSプレミアムの「吉田拓郎YOKOSO」(18日、後11・15)でテレビ初対談することが7日、分かった。長年、テレビ出演を拒否していた2人が、テレビ嫌いだった理由や、日本の音楽シーンを切り開いた思いなどを熱く、語り明かしている。
日本のポップス史に残る、ビッグな2人のテレビ初対談が実現した。
「吉田拓郎YOKOSO」の3回目の放送にあたり、ホスト役の拓郎が熱烈オファーを出したゲストが小田だった。「今まで仕事はしたことあるけど、2人きりできちんと話をしたことはなかった。60歳を過ぎた今だから、話してみたい」。そんな拓郎の思いに小田も「年齢的に、時期的にも拓郎と話をするよいタイミング」と出演を快諾した。
もともと2人は同じ1970年にデビューし、同じ時間を共有しながら、音楽活動を続けてきた。これまでも、コンサートなどで一緒になる機会は多く、ラジオ番組での共演は数回あったが、互いにテレビ嫌いだったことから、テレビでの共演はなかった。
収録は拓郎が「2人きりのテレビは緊張する」と切り出してスタート。徐々に緊張も解け、若いころテレビに出演しなかった理由や、アーティストがテレビに出演しない流れをつくったエピソードなどのトークを展開。
次第にトークは熱を帯び、拓郎にとっての「オフコース」の存在や、小田から見た同世代のトップランナー・拓郎への思いなど、初めてお互いについての思いを打ち明け、曲作りについて語り合うなど、貴重な時間となった。
対談を終えた拓郎は「説明するのは難しいが、距離感を感じつつも男同士みたいな感覚でお互いを見つめていたような気がする。そういうのも悪くないかな…」とコメントしている。