上戸彩「おしん」母親役で出産願望?
女優の上戸彩(28)が12日、都内で行われた映画「おしん」の公開初日舞台あいさつに出席し、「良いお母さんになれたら」と、“出産願望”を明らかにした。以前より子供好きを公言していたが、昨年9月にEXILEのリーダー・HIRO(44)と結婚後、母になるあこがれをはっきりと口にしたのは初めて。作中で娘のおしんを演じた濱田ここね(9)に温かいまなざしを向けながら、未来への思いを明かした。
HIROとの結婚から約1年。「母」への強いあこがれが、口をついて出た。上戸は自身が演じたおしんの母・ふじへの尊敬の思いを明かし、「私の母もふじのように共働きだったけど、母親としての仕事もちゃんとこなしていて、私はいつもその背中を見ていた」と述懐。「私も(背中を)見られる立場として、良いお母さんになれたらいいなあと思います」と母としての未来を思い描いた。
上戸は以前から子供好きを公言していたが、結婚後は出産についてはほとんど語ってこなかった。8日に行われた同作の海外向け会見で「あなたの“おしん”はいつ産まれますか?」と質問された際には「(驚いて)頭がいっぱいになっちゃった」と硬直してしまうほどだった。
しかし、この日は“まな娘”・濱田の晴れ舞台。上戸は撮影中、親元を離れて雪の山里での厳しいロケに挑んだ濱田を献身的にサポートし、宣伝期間中も取材に出ずっぱりの濱田をお菓子の差し入れやプレゼントで励ますなど、周囲も“親子”と認めるほどにきずなを深めていた。
公開初日を迎え、観客から拍手を送られる濱田を見つめる上戸のまなざしは温かく、「平成版おしんは、ここねが頑張ったからこそできたのだと思います」と最後まで濱田に光を当てる言動は母親そのもの。同作での経験が上戸自身の母親願望にも強く影響を与え、船出の日に自然とあふれ出したようだった。