あっちゃん主演作、今度はローマ映画祭

 元AKB48で女優の前田敦子(22)が主演する、黒沢清監督(58)の最新作「Seventh Code」が、11月開催の「第8回ローマ国際映画祭」のコンペティション部門に出品されることが14日、分かった。日本公開は来年以降で、同映画祭で初公開される。前田は主演作2度目の国際映画祭出品を「本当にうれしい」と喜んでいる。また、俳優・生田斗真(29)の主演映画「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」も同映画祭に出品される。

 「もらとりあむタマ子」(11月23日公開)の韓国・釜山国際映画祭出品に続き、女優・前田が2度目の“海外進出”を果たす。

 「Seventh‐」は黒沢監督にとって初の海外ロケ作品。ロシア・ウラジオストクでの6月の撮影直後から、各国の映画祭の上映オファーが集まり、今回の出品が決定した。

 同作は、前田の主演を前提として同監督が書き下ろしたサスペンス映画。前田は、東京で出会った男を追い、たどりついた異国の地でマフィアに襲われボロボロになる主人公・高山秋子を熱演。作品の中ではガンアクションにも挑戦している。

 前田にとって同監督との“タッグ”は悲願だった。今秋公開予定だった、トニー・レオン(51)主演、前田も出演の日中合作映画「一九〇五」が日中間の政治的衝突を理由に製作が頓挫、そのまま中止に。この作品を手がける予定だったのが、同監督だった。

 “2度目の正直”で同監督との仕事を果たした前田は、「大好きで憧れの黒沢監督と、ご一緒できて本当にうれしかったです」と感激。真冬並みの気温の中での極寒ロケとなったが「周りのスタッフさんたちにも支えていただきました」と感謝した。

 極東の地で見せた前田の演技に、同監督は「映画なくして彼女は生まれず、彼女なくして日本映画もまた存在しえない、そんな時代がやってきたようです」と大絶賛。現時点では同映画祭への参加予定はないという前田だが、ヨーロッパでも“あっちゃん”の名前が知れ渡ることになりそうだ。

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