ＡＫＢ４８のメンバーで演歌歌手の岩佐美咲（１８）が、このほどデイリースポーツのインタビューに応じ、１１月６日発売のカバーアルバム「リクエスト・カバーズ」への思いを語った。同アルバムでは大人の女の愛の世界にも挑戦している。

　ＡＫＢメンバーの中で、歌手としてソロアルバムを出すのは岩佐が初めて。ファンからのリクエストなどをもとに、「北の宿から」「つぐない」など大人の深い愛を描いた１２曲を収録した。

　恋愛禁止のＡＫＢ。１８歳の自身が経験したことも、歌ったこともない深い愛の世界に踏み出すことは、新鮮かつ刺激的だった。

　中でも「北の宿から」には衝撃を受けた。「着てもらえないと分かっていながら、セーターを寒さこらえて編むのでしょう。この部分にすべて女性の思いが詰まっていますよね。女性の情念を感じました」

　そんな楽曲に接し「１人の人間として、女性としての心の引き出しも増えたし、今後も増やしていきたい。それが、演歌を歌う上で大事だと思う」と大きく心を動かされた。

　歌唱法そのものも多く学んだ。今まで自分が歌ってきた世界と違う作品に挑戦することで「自分にはこんな歌い方もできるんだ。もっとこうすれば大人の歌い方になる」と新境地を開いた。

　来年には３枚目のシングルも発売予定。「ソロ３年目は勝負の年だと思ってます。アルバムで得た経験をもとに、美しく大輪の花を咲かせます。まずはこのアルバムで、新たな魅力を聞いていただきたい」と誓っていた。