「ルパン三世」小栗旬で実写映画化
漫画家のモンキー・パンチ氏(76)による大人気漫画「ルパン三世」が、俳優・小栗旬(30)主演で実写映画化されることが26日、わかった。映画「ルパン三世」は来年夏に公開予定で、ルパン三世役に小栗、次元大介役に玉山鉄二(33)、石川五ェ門役に綾野剛(31)、峰不二子役に黒木メイサ(25)、警部の銭形幸一役に浅野忠信(39)を抜てき。現代のオールスターキャストで、世紀の泥棒一味に挑む。
世界一有名な泥棒・ルパン三世一味が、3次元の世界へ現れる。
超人気作品の実写化は、構想4年をかけ実現。脚本は映画オリジナルで、アジア各国を舞台にルパン一味の出会いと最初の仕事が描かれる。
主役の座を手に入れたのは小栗。10カ月に及ぶアクショントレーニングと8キロの減量でスリムなルパン体形を手に入れ、おなじみの赤いジャケットに袖を通した。
玉山と綾野は自ら役を熱望し出演が決定。玉山は面接時から無精ひげに中折れ帽という次元そのままの風貌でアピールし、綾野は10キロの増量で、はだけた着物からのぞく五ェ門のたくましい胸板を作った。配役が最も難航したという不二子役の黒木は抜群の運動神経を武器に、レザースーツで華麗なアクションを披露する。
漫画やアニメのイメージを守って世界観を作り上げており「とっつぁ~ん」などのせりふ回しも健在。俳優陣の変身ぶりに、現場を訪れたモンキー・パンチ氏は無言で小栗に握手を求め「皆本当に似合っている」と太鼓判を押したという。
監督は、「あずみ」などを手がけた後ハリウッドへ拠点を移した北村龍平氏(44)。10月からアジア5カ国を股にかけた撮影が行われている。世界の目を意識し、メーンキャストには台湾のジェリー・イェン(36)らアジア各国のスターも名を連ねている。
小栗は「マジかよ~実写化!」と映画化決定当初の心境を素直に吐露。「若い世代にもリアルルパン世代にも楽しんでいただけるよう精一杯頑張ります!」と意気込んでいる。