年の瀬が迫った２１日、各映画会社の「お正月映画」が出そろい、各地でイベントが行われた。「始まりも終わりもない」のトークショーにゲスト出演した女優・樹木希林（７０）は先週「全身がん」の治療を受けてから初めての公の場で「ひとつも無理してない」と元気をアピール。「永遠の０」主演で、来年のＮＨＫ大河ドラマでも主人公を演じるＶ６・岡田准一（３３）は、再来年の大河に主演する共演の女優・井上真央（２６）にエールを送った。

　「全身がん」を公表している樹木は、映画「始まりも終わりもない」のトークショーにゲスト出演し“鉄人”ぶりをみせつけた。

　先週、１年半ぶりとなる治療を受けてから初めての公の場。報道陣に体調を問われると「いつ死ぬか聞きたいんですか？無理やり元気にしているわけじゃないのよ」と笑い飛ばした。

　通院している九州の病院で、放射線のピンポイント治療を受けたという。「先生は『来た方がいい』って言うんだけど、見つかる箇所も１カ所とか、少なくなってきてるの」と、快方に向かっていることを告白。なんでもないといった様子で「私にとっては“生活習慣病”ですから。自分の生活を変えていくとか、そういうこと」と語った。

　「始まりも‐」の伊藤俊也監督（７６）と旧知の仲であることからこの日同作を観賞した樹木は、「今年のベストワン」と絶賛。来年は映画数本への出演が決まっており「収穫でした。来年は静かに手応えのある１年にしていきたい」と意気込んでいた。