AKB優子 総選挙以外初の単独センター
AKB48が24日、東京ドームシティホールでライブイベント「リクエストアワー セットリストベスト200 2014」の2日目を行い、卒業を発表している大島優子(25)がセンターを務める、35枚目のシングルとなる新曲「前しか向かねえ」(2月26日発売)を初披露した。大島の単独センターは、選抜総選挙1位によるもの以外では初めて。卒業時期は未定ながら今春が濃厚とあって、大島はAKBでのラストシングルになることを明言した。
175位から151位までの曲が発表されてのアンコール1曲目、旅立ちを決めたエースがセンターポジションに立つのにふさわしい新曲がファン2000人に届けられた。
アップテンポな「前しか向かねえ」は、春恒例の卒業ソング。選抜メンバー16人の中心で輝きを放ったのは、渡辺麻友(19)でも島崎遥香(19)でもなく、大島だった。
歴代シングルでは「ヘビーローテーション」「ギンガムチェック」で単独センターを務めたが、いずれも“総選挙1位曲”。総合プロデューサー・秋元康氏(55)からの指名で単独センターを任されるのは意外にも初だ。秋元氏に相談し、独り立ちを決断した今の心情を歌詞に込めてもらったという。
「これが選抜として歌わせていただく最後の曲となります。どんなときも前を向き、私らしく最高に暴れますので、ついてきてくれますか!?」。会場をあおってから歌い始めようとした大島だったが、イントロ部分で振りかざしたスタンドからマイクが外れ、客席に飛んでいくアクシデントが発生。宣言通りの大暴れとなった。
まゆゆのマイクを拝借しつつ全力パフォーマンスをやり遂げ「飛び跳ねたりして息切れが半端ないですけど、前に押してもらえてるようで、気持ちよく歌わせてもらってます」と充実感たっぷり。“別れの歌”で力強い歌声を響かせ、去りゆくエースの風格をしっかりと漂わせていた。