橋下氏「まさに正論」NHK会長に理解
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(44)は27日、NHKの籾井勝人会長(70)が従軍慰安婦問題に関し「どこの国にもあった」などと発言したことをめぐり、「トップがそういう発言をすることはなんら問題がない。まさに正論だ」と、理解を示した。市役所で記者団の質問に答えた。
「権力を使って番組の編集権に介入するのは政治的中立性を害することになるが、発言することは問題ない。政治的に意味のない発言なんてありえない」と指摘。通常国会で追及する必要はないとの認識も示した。籾井会長の見解に関し「僕とまったく同じだ。あの主張に反論できる人なんていない」と強調した。橋下氏は昨年5月、従軍慰安婦について「当時は軍の規律を維持するために必要だった」と主張したほか、在日米軍司令官に対して風俗業の活用を求める発言をし、国内外から批判を受けた。