NHK会長が従軍慰安婦発言を陳謝
NHK経営委員会(浜田健一郎委員長)が28日、東京・渋谷の同局で開かれ、籾井勝人新会長(70)が25日の就任会見で「従軍慰安婦はどこの国にもある」などと発言したことについて「個人的な見解を発言したことは不適切だった。反省して業務をまっとうしたい」と陳謝した。
経営委員会側も「個人的見解を発言することはNHKのトップとしての立場を軽んじたもの。置かれた立場を理解してほしい。説明責任を執行部一丸となって果たしてほしい」と注意、要望した。
籾井会長の進退も注目されていたが浜田委員長は「進退を問う声はなかった」と明かし、「国民視聴者に対して今回の事態は、経営委員会の長としてははなはだ遺憾である」と話した。上村達男委員は「改善し、是正していく努力を見守る」とした。
この日、籾井会長はNHK全職員に対し局内イントラで発言の真意を説明し、あらためて所信を表明した。