米紙“高橋にとって最悪”別人作曲問題

 「現代のベートーベン」と称された作曲家の佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏(50)が別人に作曲させていた問題で、ゴーストライターの新垣隆氏(43)の会見から一夜明けた7日、余波は海外にまで広がった。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)はこのニュースを大きく報道。国際スケート連盟(ISU)の広報担当者は、佐村河内氏名義の楽曲をソチ冬季五輪で使用するフィギュアスケートの高橋大輔(27)について、作曲者名は問題にならないとの見解を示した。

 世界に“国辱”が広がった。

 NYタイムズは6日、「日本で愛された耳の聞こえない作曲家、ろうあ者でも作曲家でもないと判明」と題した記事で、日本のメディアが佐村河内氏の偽りを見抜けなかったことを指摘した。

 また、同氏作曲とされた曲を使用予定の高橋にとっては「これ以上はない最悪のタイミング」になったと伝えたが、ISUの広報担当者は7日、「作曲者名を明示しないといけないというルールはない」と、作曲者名は問題にならないとの見解を示した。

 広報担当者は「日本スケート連盟から高橋選手の曲の作曲者名を削除したいと連絡があったので、そうなると思う」と話した。

 国内でも波紋が広がった。岩手県の奥州市文化振興財団は7日までに、3月10日に奥州市文化会館で予定していた「『祈り・未来への光』コンサート~弦楽とピアノで奏でる佐村河内守の世界~」の中止を決めた。約100人がチケットを購入しており、払い戻しを受け付ける。

 広島市は7日、2008年に佐村河内氏へ授与した「広島市民賞」を取り消し、「市民をはじめ多くの人々を裏切り、失望させた」と厳しく非難した。当時の市長・秋葉忠利氏(71)は謝罪コメントを出した。

 佐村河内氏のCDの発売元である日本コロムビアにはこの日、問い合わせが続いた。関係者によれば、購入者から返金を求める電話もあったが、同社では個別の返金などの対応はしないという。

 なお、横浜市内の佐村河内氏の自宅マンションはこの日、応答がなかった。

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