妻夫木&亀梨カナダの伝説ナイン映画化
俳優の妻夫木聡(33)とKAT‐TUNの亀梨和也(27)が、映画「バンクーバーの朝日」(12月公開)で、戦前のカナダに実在した伝説の野球チーム・バンクーバー朝日軍のナインを演じることが19日、分かった。
モデルとなるのは、バンクーバーの独立リーグで白人相手に活躍した日系カナダ移民2世たちの野球チーム。
野球経験のない主演の妻夫木は、1月に“キャンプイン”して猛練習を積み、ショートの役を演じる。小学生時代に世界大会に出場するなど芸能界屈指の野球青年として知られる亀梨は、エースピッチャー役。キャッチャー役は高校時代に松坂大輔(33)の女房役を務めたこともある上地雄輔(34)が演じるなど、野球シーンも本格的だ。
撮影のため、栃木県内に当時の野球場と45棟の建築物をオープンセットで作り、日本人街、白人街を再現。カナダロケも行われる。
妻夫木は「演じることをいい意味で忘れ、この世界ではいつくばって生きていけたらと考えています」と気合。亀梨は「野球の経験はありますが、その時代の野球スタイルというものを一から学び、考え、撮影に挑みたいと思います」とリアルを追究していた。監督は「舟を編む」の石井裕也氏(30)。