平均年齢１５歳の２１人組アイドルユニット、Ｘ２１が２２日、都内で、選抜メンバー１２人によるデビューシングル「明日への卒業」発売記念イベントを行った。曲名にちなみ、中学校卒業を祝福されたメンバー６人は“卒業サプライズ”に大感激。さらに、セカンドシングル発売、始球式初挑戦とサプライズ３連発で会場に詰めかけた１０００人を沸かせた。

　デビューシングルのカップリング曲「エイエン×セツナ」を歌い終えたライブ中盤。ステージ後方に登場したくす玉を割ると「祝・中学卒業おめでとう！！」と書かれた垂れ幕が６人の目に飛び込んだ。

　リーダー・吉本実憂（１７）とともにファン１０００人から一緒に「卒業おめでとう！！」と祝福されると、末永真唯（１５）は「中学でも泣けましたが、こっちも泣きそう」と涙ぐみながら、サプライズを喜んだ。

　中学を卒業する６人は全員、高校に通いながら芸能活動を継続。門出に気持ちを引き締めた兵庫県出身の長尾真実（１５）は「芸能界の天下統一を目指して頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。

　続けて、早くもセカンドシングル発売の吉報が飛び込むと、今度はメンバー全員で「キャー！！」と大興奮。６月２５日発売でテンポ感ある夏曲を予定しており、タイトルやメンバーは未定。さらには、今月２９日に行われるプロ野球・ヤクルト対ＤｅＮＡ戦（神宮）で始球式に初挑戦することも決まった。

　サプライズ連発だったイベントでは、白の衣装をまといデビュー曲など３曲を歌い上げた。群雄割拠のアイドル界での活躍を誓う吉本は「個性はいろいろありますが、フォーメーションがすごいところを見ていただきたい」と、魅力をアピールしていた。