女優の岸惠子(81)が27日、東京・日本橋で開催された「新・午前十時の映画祭『細雪』特別試写会」でトークショーを行った。
今後、演じたい役柄について「パリ帰りの何とか役はうんざり」と笑わせ、「ちょっとバカみたいな女をやりたい」と告白。その上で「泥棒とか、万引とか人殺しは平気。権力にこびるとかはできない」と悪女願望を口にした。
また、自身が昨年発表した小説「わりなき恋」を自ら監督し映画化することを熱望。「私は年を取りすぎたので主役は若くてキレイな人にやってほしい」と語った。上品な美貌は健在だが、「シミもしわも白髪も売るほどあります」と打ち明けて観客を驚かせた。