欽ちゃん大規模劇場引退「生涯で一番」
タレントの萩本欽一(72)が30日、東京・明治座で舞台「欽ちゃん奮闘公演 THE LAST ほめんな ほれんな とめんな」の千秋楽公演を行い、大規模劇場での最後の出演を終えた。
客席からの「やめないで」の連発に、萩本は「『またやるよ』って言うのを我慢するのが大変」と苦笑い。これまで一度も足を踏み入れなかった花道から悠々と退き、「生涯で一番気持ちのいい日になりました」と満足な表情を見せた。
楽屋に「コント55号」の相方だった坂上二郎さんの写真を飾り、「二郎さんと同じ『跳べません』になっちゃったよ」と体力の低下を嘆く一幕もあった。
ただし、演出や小規模舞台での出演は続ける予定で「お笑いを作るのには何の疲労もないからね」と心の体力は衰え知らずだった。 また、31日に「笑っていいとも!」の最終回を迎えるタモリ(68)には「去っていく幸せを感じてほしいですね」とエールを送った。