小保方氏 かっぽう着話題作りじゃない
STAP細胞の論文問題で、捏造・改ざんなどの指摘を受け疑惑の渦中にある理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)が9日、大阪市内で会見を開いた。
“リケジョ(理系女子)の星”は健在だった。小保方晴子氏は会見場となったホテル内の美容室で巻き髪をセット。新調した濃紺のワンピースは大好きなブランドで、入院中の本人の要望に応えて母親が用意したという。
左手中指にあった、1月の会見で話題となった英ブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド」の指輪こそ見られなかったが、首には真珠のネックレスを着用。ピンクのアイシャドーなど薄めの化粧で、ぬかりなくおしゃれして登場した。
質疑応答では全てに回答。研究以外でも注目されたことに「面白いところに目をつけるなと思いました」としつつも、過熱報道には「恐ろしかった」と本音も漏らした。
ピンク色の研究室やかっぽう着が理研の話題作りとの声には反論。「かっぽう着は3年ぐらい前から着ています。研究室も私がユニットリーダーになった時に準備してもらった」と“ねつ造”でないことを力説。理研の上司と“不適切な関係にあった”との一部報道は「そんなことはありません」と否定した。
“潜伏期間”中は「おうちの回りに報道陣の皆さんがいる状況で外出もままならず、体調も悪かったので家にいることが多かった」と告白。おう吐などもあり「健康状態は絶不調でした」と明かした。
この日は会見のため入院中の病院から一時外出。医師2人が待機していた。代理人弁護士は「前までは医師に止められて、話せる状態でなかった。力を振り絞って、こん身の会見だった」と話した。病名や入院期間は公表せず、会見後は病院に戻った。