小保方氏、噴出疑惑を一挙否定!
STAP細胞の論文問題で、捏造・改ざんなどの指摘を受け疑惑の渦中にある理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)が9日、大阪市内のホテルで会見を開いた。
小保方氏を巡っては、論文に関する不審点が指摘された2月以降、次々に科学分野以外でも疑惑が噴出していたが、会見では小保方氏が各疑惑に対し“火消し”を行った。
関係者によると、小保方氏がかなり怒っているという報道が、若くして研究ユニットリーダーに就任した同氏が、理化学研究所の上司と“不適切な関係にあった”とする報道。会見で真偽を問われた小保方氏は「そんなことはありません」とピシャリ否定した。
米ハーバード大学留学時代や、理研入所後の一定期間、高級ホテル暮らしをしていたことを「理研の給料だけでは難しい」と追及されると「私はホテルに滞在して生活していた時期は、ハーバード側の研究員でしたので、出張での滞在でした」と説明した。
また今回の騒動を巡り、理研側から、論文撤回のバーター条件として理研残留が示されたとの疑惑に関しては「そのようなことは言われてません」とした。
一方、小保方氏が今年1月28日にSTAP研究成果を発表した際に「リケジョ」「美人すぎる科学者」と注目され、研究室では白衣でなく、祖母から譲り受けたかっぽう着を愛用し、研究室はピンク色で、ムーミン好きであることなども報じられた。
しかし、疑惑浮上後にはこうした「ピンクの研究室」も理研の話題作りだったと指摘されたことも。これに小保方氏は「かっぽう着は3年ぐらい前から着ています。研究室も私がユニットリーダーになった時に、準備してもらいました」と説明し、捏造疑惑を否定した。ただ、当時さまざまな角度から注目されたことには「おもしろいところに目をつけるなと思いました。でもおそろしかったです」と語った。