小柳ゆき 米大御所歌手と夢の共演
歌手の小柳ゆき(32)が新曲「Here For You」(9月シングル発売予定)で米歌手ピーボ・ブライソン(63)とデュエットすることが16日、分かった。
ブライソンは1992、93年にグラミー賞の「ベスト・ポップ・パフォーマンス・バイ・ア・デュオ・オア・グループ・ウィズ・ボーカル」部門を連覇し“デュエット・キング”の異名を持つ米R&B界の大御所。今作で全編、英語詞にも挑戦した小柳は「私もいつかディズニーの主題歌を歌えたら」と夢を描いた。
日本ポップス界の歌唱力クイーンが、米R&B界の“キング”と夢のコラボを果たした。2人は2006年に大阪で行われた合同ライブ「ドリームライブ」で初共演して意気投合。11年の広島・厳島神社公演などたびたびコラボし「今度はオリジナル曲を作ろう」とCD化を実現させた。
ブライソンはセリーヌ・ディオンと歌った「美女と野獣」の「ビューティー・アンド・ザ・ビースト」や、レジーナ・ベルと歌った「アラジン」の「ホール・ニュー・ワールド」など、ディズニーアニメをバラード曲で彩ってきた。今作も優美な弦楽器の調べから始まる、壮大なバラードに仕上がった。
今年2月、ブライソンの住む米アトランタで行われたレコーディングでは、故エルビス・プレスリーさんやブルース・スプリングスティーン、ビヨンセらも吹き込んだ「サイレント・サウンドスタジオ」が使用された。
ブライソンは「君は日本で一番うまい歌手に違いない。英語も本当はしゃべれるんだろう?」と、小柳の表現力と発音を絶賛。小柳も「声の色気と厚みがすごい。音楽へのまっすぐな姿勢も勉強になった」と“本物”の実力に感激した様子で「いつか、ピーボとディズニーの主題歌を歌えたら」と、新たな夢も見つけていた。
今作はBS TBSの紀行番組「こころ ふれあい紀行~音と匠の旅~」(20日スタート、日曜、前9・00)のテーマ曲にも決定。小柳も準レギュラーとして出演する。