ショーン・レノン「攻殻機動隊」歌う!
ジョン・レノンさんとオノ・ヨーコ(81)夫妻の息子でミュージシャンのショーン・レノン(38)が、アニメ映画「攻殻機動隊 ARISE border:3 Ghost Tears」(6月28日公開)のエンディングテーマ「Heart Grenade」を担当することが、18日、分かった。「攻殻‐」のファンであるショーンは「ありがとう。楽しんでもらえるとうれしいです」と念願かなっての仕事を喜んでいる。
海外でも評価の高い「攻殻機動隊」シリーズに大物二世の参加が決まった。ショーンは、幼いころから日本のアニメに慣れ親しんでおり、中でも「AKIRA」と並んで同シリーズの大ファンという。エンディングテーマを歌うことになり、「アメリカの友人たちも『攻殻‐』は大好きで、ぼくが音楽を担当することをとても喜んでくれているよ」と鼻高々だ。
きっかけとなったのは、映画の音楽担当で、ソロユニット・コーネリアスとして活動する小山田圭吾(45)だった。小山田とショーンはオノ・ヨーコ率いるプラスティック・オノ・バンドで共演経験もあり、旧知の仲。ショーンが「攻殻‐」ファンと知っていた小山田が呼びかけて参加が決まった。
エンディング曲「Heart Grenade」は小山田が作曲、ショーンが作詞を担当した。映画は主人公・草薙素子の恋が描かれる、シリーズでは異色のストーリー。サイボーグの命や権利、感情などもテーマに含まれており、脚本を読み込んで詞を書き上げたショーンは「この物語は深遠で興味深い。サイボーグの話だけど、ロミオとジュリエットのようにとても悲しく、美しいストーリー。圭吾と一緒に作ったこの曲を聞いてほしい」と自信を持ってアピールした。