C・W・ニコル氏 森の大切さアピール

 愛媛県における地域材活用を考えるシンポジウム「木で、未来をつくろう! in 愛媛県」が26日、松山市総合コミュニティーセンターで開催された。

 作家でナチュラリストのC・W・ニコル氏(73)が講演し、「日本は森の国。私が生まれた英国よりはるかに木の種類も豊富で、美しく心が癒やされる。その自然の良さを、もっと積極的に生活に取り入れられたらいいね」と訴えた。

 日本は国土の67%を森林が占める。ニコル氏は「きちっと間伐して光を通すことが大切。汗と愛情を注げば虫が来て、鳥が来て森が元気になる。切った木をうまく使うことが、自然を守ることにつながる」と説いた。

 林野庁では木材利用促進のため、昨年4月から「木材利用ポイント事業」を展開。1ポイント1円相当で、地域の農林水産品などと交換できる制度。9月30日まで期間延長されることが決まった。

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