「大人AKB」塚本まり子が初の握手会
AKB48が30歳以上の期間限定メンバーを募集した「大人AKB48オーディション」で合格した塚本まり子(37)が11日、京セラドーム大阪で行われた全国握手会にサプライズで初参加した。奈良県出身で2児の母でもある塚本は、1万3000人を前に「緊張しています」と戸惑いながらも、故郷関西でのAKB恒例イベントで初めてファンと触れ合った。
37歳のママさんルーキーが緊張感いっぱいにデビューを果たした。4月17日のオーディション合格発表から24日目。初めてファンの前に姿を見せた塚本は「『まりり』と呼ばれています。緊張しています。びっくりしています」と初々しくあいさつした。
グリコ「パピコ」を両手に持ち、新CMで着用する「パピコ」カラーの茶色の衣装で登場。さらにミニスカにニーハイソックスで37歳とは思えない美脚を披露。メンバーからは「かわいい~」と驚嘆の声が上がった。
緊張のあまり、せきで声を詰まらせた自己紹介はご愛嬌(あいきょう)。グループ総監督の高橋みなみ(23)が「細っ!大人の女性感がハンパじゃない。この衣装が似合う大人がいるんだ」と驚くほどの存在感を示した。
握手会では島崎遥香(20)、横山由依(21)、永尾まりや(20)といった“年下の先輩”たちと同じレーンに入った。長い行列に並んだファン一人一人に「ありがとうございます」とお礼を言いながら、丁寧に両手で握手した。
高校生くらいの男子ファンから「今夜の晩ごはんのメニューは?」と尋ねられ、子どもの付き添いで来場したママ仲間からは「同世代なので余計に応援しています。頑張ってください」とエールを送られ、笑顔で応えた。
今後は握手会のほか劇場公演に出演するなど活動を本格化させる。「家族やご近所の方も応援してくださっている。これからも主婦とアイドルの二足のわらじを頑張りたい」。
8月31日まで、“まりり”として、AKBの中で大人の輝きを放っていく。