すっちー 吉本新喜劇新座長に就任!
吉本新喜劇の新座長に、なにわのおばはんキャラ「すち子」で人気の、すっちー(42)が6月11日付けで就任することが16日、分かった。17日放送のMBS「よしもと新喜劇」(土曜、後0・54)内で発表される。
すっちーは07年10月に新喜劇入団。昨年は吉本新喜劇の松浦真也と結成したユニット「すち子&真也」として出場した「歌ネタ王決定戦2013」で優勝。今、関西では最も勢いのある芸人の1人だ。
すっちーは「座長になりたいと思って入ってきたんですね。いざなると、びびってます」と素直な気持ちを告白。「新喜劇は歴史があって、大先輩がいてスターがいて、すごいとこなんだと再認識しました」と重責に自然と力が入る。
「入ってくる時には新喜劇には染まりたくないなというのがあった」と振り返る。「偉そうな言い方ですけど、自分で新喜劇を変えたい」と明かす。「いざ、座長になると決まった時に最初の気持ちは大事にしたい。伝統は守って、自分自身守りに入らず、攻めていきたいなというのはあります」と抱負を語った。
吉本新喜劇の座長といえば過去には、花菱アチャコ、芦屋雁之助、大村崑、藤田まこと、横山エンタツ、財津一郎、白木みのる、岡八郎、花紀京、桑原和男、木村進、間寛平といった重鎮たちが経験。近年では今田耕司、東野幸治、吉田ヒロ、石田靖らが務めたポストだ。
新座長の誕生は07年6月の川畑泰史以来、7年ぶり。これで現役座長は内場勝則、辻本茂雄、小籔千豊に川畑、すっちーを加えた5人となる。
先輩座長の4人はそれぞれ新座長誕生を祝福。内場は「栄えある中間管理職の世界へようこそ。やりがいのある、やりがいのない、面白くあり、面白くない位置ですが満足いく仕事をして下さい」と深いコメント。辻本は「すっちー独自のキャラクターで劇場を沸かせて下さい」と簡潔にエールを送った。
小籔は「これからは歴史ある新喜劇の座長として、先人やスタッフ、お客さんに感謝しながら、新喜劇を盛り上げて下さい」と激励。川畑も「大阪で一番面白いオバハンと言われるよう、今まで以上に大きな飴(あめ)と笑いをふりまいて下さい。新喜劇の世界遺産登録を目指し、ともに頑張りましょう!」と共闘を誓った。
すっちーの新座長就任公演は6月11~16日に大阪・なんばグランド花月で。期間中は各公演前に現座長とすっちーによる口上を行う。